レポート:第41回留学協会セミナー
「義務教育課程の長期留学 ~そのリスクと効果~」

3月13日(土)13時から留学協会談話室で第41回セミナーが行われました。

詳細チラシ(PDF)はこちら

講師はAJ国際留学支援センター代表であり留学協会理事
でもある岩崎宗仁氏。

ゲストスピーカーは、小学5年生でニュージーランドに1年間留学をした中桐叶夢様、また送り出すことを決めたそのお母様の邦子様にいろいろお話を伺いました。

参加者はRCA海外留学アドバイザー、留学業者、留学を検討している方、留学業の起業を検討している方々など定員いっぱいの申込を頂きました。

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セミナーは、前半、岩崎氏より義務教育課程の海外留学のメリット、デメリット、若年層の留学の現状、ケーススタディなどの説明を頂きました。

低年齢での長期留学のメリットとして、外国語の習得に有利なことや、自立心の育成など上げられましたが、一方でデメリットとして、日本の勉強が遅れたり、(たとえば漢字など)また親と離れて暮らすことの大変さなどもあげられました。

特に個人的な感想として、「親がさびしい」などの親側の問題も挙げられ、非常に新鮮に感じました。

後半は、ゲストスピーカーの体験談、また留学への思い、帰国後の考えなど、質疑応答も含め時間をオーバーをして盛り上がりました。

「留学をしてどの部分がよかったか?悪かったか?」などを叶夢さんの挙げたキーワードとともに語っていただきました。

これからの留学を希望する学生への言葉として
「最初はつらいと思うが、楽しくなってくるとおもうので、しばらくは、“我慢”をする」ということもあげられており、異文化での生活の大変さを感じるとともに、“我慢”をして乗り越えることが必要だと感じました。

留学は大変ではありましたが、「もう一度留学をしたいか?」という質問に「はい」と答えてくれたので、とてもよかったと思いました。

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質疑応答では、テクニカルな質問もあり、「留学後の復学について」や、「もって行ってよかったと思うもの」など(電子辞書等)あり、少人数制セミナーらしく全員から質問をしてもらうことが出来ました。

これから、留学の低年齢化も進むと考えられ(すでに進んでいることはレジュメのデータで提示されていましたが)特に義務教育課程の留学についてはケースバイケースで、学生の希望、内容、状況を吟味して進めていく必要があると感じました。

今後も同様の内容のセミナーを定期的に続けていき、皆さんと一緒に考えていきたいと思いました。

留学協会事務局長 酒井雅典

*義務教育課程の学生さんで海外留学を考えている方、親御様、関係者様で留学についてご相談がございましたら、NPO留学協会事務局酒井までお気軽にご連絡下さい。
npo@ryugakukyokai.or.jp

*義務教育課程で留学をお考えの方、4月10日(土)に個別留学相談会を行います。完全予約制です。ご興味おありの方は、是非
ご予約の上、お越し下さい。
npo@ryugakukyokai.or.jp