「南三陸町国際交流会を開催致しました」
私共留学協会では、平成２３年３月１１日の震災直後より微力ではございますが当協会として出来得る限りのご支援を致して参りました。例えば、直後はＮＨＫの放送にて支援の告知を申し上げ対応を致しました。また、各国大使館、航空会社、企業へタイアップを呼びかけ、被災地学生の無償海外留学を実現申し上げました。
そして以前より、被災現地にて何か出来ないかと試行錯誤して参りましたが、この度公益財団法人日本教育公務員弘済会様よりご理解とご協力を頂ける運びとなり、現地にて国際交流の場を設けさせて頂くことが決まり、7月21日、22日一泊二日の行程で終了することが出来ました。目的は、第一に被災地の子供たちに笑顔を取り戻してもらうこと。第二に海外の方々に被災地の現状を知って頂き、一層のご理解とご協力を頂くことです。
当日の天候が一番気掛かりではございましたが、幸い暑過ぎず、交流会日和でした。また南三陸町立戸倉小学校坂本教頭先生、南三陸町教育委員会小松副参事様、宮城県志津川自然の家小松次長様のお力添えのお陰様により恵まれた環境のもと開会をすることが出来ました。
午後２時に開会し、牛込囃子保存会によるお囃子の音色を聞きつけ隣接の仮設住宅にお住いの多くの方々が駆けつけて下さいました。
南三陸の方々、そして参加者の外国人の皆様にもお囃子に参加を頂きたくさんの笑顔で盛り上がりました。
仮設住宅のご年配の方々からアンコ－ルも頂き、予定外で２回目のご披露もさせて頂きました。
特別参加を頂きましたボディ－ア－トの専門家であるＯＫＥＩさんによるペインティングが大好評で、行のバスの中に続き、南三陸の皆様にもとても喜んで頂けました。
はじめは不安げな顔が、ア－トが完成に近づくとだんだん笑顔に変わり、完成すると目がキラキラと輝いておりました。一時違った自分になれたのではないでしょうか。長時間に亘りＯＫＥＩさん本当にお疲れ様でした。有難うございました。
また、軽食としてご用意を致しました焼きそば、串焼きフランクも大好評でご用意致しました１５０食分があっという間になくなりました。暑い中炭を焚き、大きな鉄板で焼きそば、フランクを焼き続けて頂きました留学生さん、小・中学生の皆さん、お母様方、スタッフの皆さん本当に有難うございました。焼きそば・フランクを召し上がって頂いた皆さんの笑顔がとても素晴らしかったです。
カキ氷は、気温が２３度とお聞きしておりましたので氷を仕入れ過ぎたか不安でしたが、仮設住宅は天井が低く、住居内は意外と暑くカキ氷は助かるとご年配の方々にも好評で安堵致しました。
東京児童文化協会様のご協力によりレクレ－ションのプロ野原先生、水野先生による歌、踊り、ゲ－ムでお子様方は大盛り上がりでした。先生方二日に亘り本当に有難うございました。
交流会の後は、南三陸さんさん商店街さんにお伺いさせて頂き、バスガイドさんの交渉により閉まりかかったお店を何件か延長して頂き、皆さん手に持ちきれない程お土産をご購入させて頂き、あまりの購入量にご感謝を頂きさんさん商店街さんで記念に作成したポストカ－ドを全員に頂いてしまいました。心の交流が出来た表れではないかと感動致しました。名物のうに丼は美味だったそうです。
その後、報道にて度々拝見しておりました南三陸町防災庁舎をお伺いさせて頂き参加者一同心よりご冥福をお祈り申し上げました。
そして町内を見学しながら宿泊地一ノ関へと向かいました。強行スケジュ－にもかかわらず快くご案内頂きました帝産観光バスの運転手さん、バスガイドさん本当に有難うございました。心より感謝、御礼申し上げます。
企画して、実行に至るまでたくさんの皆様方のご協力を頂きました。心より感謝申し上げます。助成を頂きました日本教育公務員弘済会様、ご寄付を頂きました皆様方誠に有難うございました。開催地南三陸町でご協力を頂きました南三陸町立戸倉小学校坂本教頭先生、南三陸町教育委員会小松副参事様、宮城県志津川自然の家小松次長様誠に有難うございました。坂本先生におかれましては、交流会にもご参加を頂き誠に有難うございました。また、ご参加を頂きました皆様、スタッフとしてご協力を頂きました皆様本当に有難うございました。心より感謝申し上げます。
今後も、私共に出来ることを一つ一つ実行して参りたいと考えております。
その際には、ご参加、ご協力頂きますよう改めましてお願いを申し上げます。
今後とも留学協会を宜しくお願い申し上げます。
特定非営利活動法人留学協会
理事長 津吹 一晴
